鉄骨110番

持ち出し梁と内ダイアフラム

Question

コラム柱パネルゾーン内で、小さい持ち出し梁が取付く場合、必ずしも内ダイアフラムは必要でしょうか。例えば22ミリ厚のコラムにフランジ厚8ミリ程度の溶接をするケースなどは不要な気もするのですが。

Answer

ここでは小庇程度を想定して以下の解説を進めます。床を支える片持ち梁などで出寸法が2mを超えるようなものであれば、地震時上下動を1G考慮する等の配慮が必要となり、柱との取り合いにおいて基本に沿ったディテールを採用する必要があります。600×600のボックス柱に取り付くH形大梁の曲げ実験結果などの論文報告を参照しますと、スキンプレートが25ミリ程度以上の厚さであれば、ご質問程度(8ミリ程度の厚さ)のフランジがノンダイアフラム形式で取り付いても問題は生じないと思われます。理論的には、スキンプレートの面外方向応力に対し降伏線機構を想定した接合部パネルの耐力式(詳細は千葉大学名誉教授・森田耕次先生関連の論文を参照ください。)により確認することができます。
私の回答が一般の構造設計者にとって多少大胆な判断をしている可能性がありますので、当該物件を担当される構造設計者に確認をとって進めてください。当該面に対し外ダイアフラム形式などを採用する方法などが安心できるディテールということができます。